HACHI NOTE

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大企業正社員を辞めて派遣エンジニアになった感想①

新卒で入社したとある大手メーカーを退職して約2年半が経つ。その後は紆余曲折があったけど、なりゆきのまま流れ流れて今は一般派遣のWeb系エンジニアをやっている。派遣エンジニアになった感想をざっくり言うと、ひじょ~に働きやすい。戦後2番目の好景気と言われる中、正社員で働いていてもすごくしんどそうな人も多いので、極個人的働き方改革の一例としてこれまでの経緯と感想を書いてみる。
※書いてるうちにかなり長くなってしまったので分けました。 

大企業正社員時代 ー仕事がおもしろくない、ロールモデルが見つからない

特にやりたいこともなかったけれど、とりあえず新卒で大手メーカーに入社し、事務系総合職として販売管理をやることに。販売管理というのは毎月製品が何トン売れましたよ~という実績をエクセルで集計し、グラフ化し、予算に対して利益がプラスだったのは値上げをしたからとか、円安になったからとか、原料費が下がったから・・・といった理由をこじつける分析するお仕事。毎月やることはほとんど同じで特段面白くはなかった。スキルが身に付くとか、自分の市場価値が上がってるとも感じられなかった。

あと、私がいた部署は部長が絶対権力者でありトップダウンの見本のような部署で、完全に部長のご意向次第で仕事の量や内容が左右されたり、なかなか芽が出ない新規事業が鶴の一声で潰されたり、課長や部下は滑稽なほど部長のご機嫌伺いに奔走していたり、部長の気に入らない課長が工場に左遷されたり。会社員なら誰でも経験するであろう様々な理不尽を体感し、(入社前から漠然と予想していたけど)自分が会社員に向いてないことに気付き始める。

そもそも、中間財(仮にタイヤとしよう)を扱うメーカーということもあり、自社の製品がどんだけ売れようが何の興味も持てなかった。タイヤが何万個売れても、そりゃあそれが日本の自動車産業に貢献することはわかるけど、本当にそれでみんな幸せになれるのかなあ。少なくとも私は幸せじゃない。周りを見ても、みんな仕事中は常にピリピリして何かに追い立てられるように働いていた。

一番いやだったのは、どんなに頑張っても終わりがないこと。限界まで頑張って運よく目標を達成したとしても、また次の更に高い目標を設定され、そこに向かって走らされる。年次が上がり昇進するほど給料以上に責任が増える。給料はそこそこでいいから、ず~っと今のまんま責任の少ない立場でいさせてくれないかな~、と私は本気で思っていた。将来こうなりたいと思える先輩や上司もいなかった。

働くうちに会社の中でやりたいことが見つかるかも、と期待していたのだが、特にそういうことはなかった。ここで思い出したのだが、京大卒(元)ニートのphaさんのブログで大企業の適正についてのチェックリストが引用されている。

大企業への適性について - phaの日記

* 与えられた問題(課題)を解く(解決する)のが好き。その問題(課題)を解く(解決する)ことにどういう意味があるかとかよりも、その問題が難しければ難しいほど面白いと思う。
* Whatへの「好き嫌い」やこだわりがあまり細かくなくおおらか。一緒に働く人への「好き嫌い」があまりない。そして苦手(つまり「嫌い」)を克服するのが好き。
* 尋常でない体力(特に何十年も長時間労働ができる持久力)を持ち、そこが競争優位になる世界が好き。

などなど。たぶんこれらに該当する項目が多い人は、とりあえず会社に入ってみて、それからやりたいことを見つけられる、というか、会社のやりたいことに自分を合わせられる可能性は高い。しかしお察しの通り、私はこのチェックリストに大体あてはまらない。まず「尋常でない体力」が出てきた時点で、試合終了のゴングを聞いたような思いがする。Whatや人の好き嫌いもありまくりだ。また、何をするにも「何のために?」と考えてしまうところがある。当時は仕事をしていて常に「一体何のためにこんなことやってるんだろう?全然興味もないし、よその会社で役に立ちそうもないし・・・」と思っていた。

待遇面では特に不満はなかった。残業もせいぜい40時間程度、残業代はちゃんと出る(不夜城と呼ばれる部署や、部長の方針等によってサビ残しまくりの部署もあった。花形の事業部ほど人が足りず、間接部門に人が有り余っていた)。かなり贅沢な環境だったとは思うけど、だからといって「下には下がいるんだから」とか「残業代出るだけありがたいと思え」「アフリカでは今日食べるものにも苦労してる人が云々」とか言われても、人との比較で自分が幸せになれるわけではない。

とにかく仕事も会社も面白くない、もっとやりがいある仕事をして人生を楽しみたい!そういう不満と、学生時代からずっと憧れていたある仕事をやってみたいという願望がマッチし、更に失恋したり「なんか色々パッとしねーな最近・・・」ということが重なり、結局私は3年弱で最初の会社を辞めた。

 つづく

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